親愛なる敵へ

好きなもの/ひと/ことを文章で表現する

御剣検事の香水、あるいは統計力学の思い出

 お疲れ様です。元気ですか。最近湿気がすごいですね。気温が高くて汗が出そうな感じがするのに、うまく蒸発しないようでどうも気分が悪いです。こんな時は湯船にきちんと浸かって汗を出すようにしたいですね。今週乗り切れば金沢!

表題の件ですが、先日とうとう逆転裁判からもグッズで香水が出るとのことで、発売日の週末にいそいそと越谷レイクタウンカプコンカフェに行って来ました。

このブログはツイッターと違って、どういったスタンスの方がご覧になっているのかわからないので言いたい放題言ってしまいますが、私、御剣検事の方の香水を買ってしまったんですよね…。

ツイッターの方でなるほどくんを推しにしている友人と「えっ…香水だって…やばくない?」「おちつけ、あくまでもキャラをイメージした香水だよ!」「とは言っても沢山買って溺れたい。個数制限あるのかな?」「落ち着け!複数個買う気なの!?」みたいなやりとりをしました…。

個人的には好みや推しというかは、思い入れとか、仕事のプライドは高そうなのに何気に自己肯定感が低そうで気になるとか、そんな感じなんですけれども、まあそれはさておき、恥ずかしいオタクグッズを買ってしまったわけなんですよね。

それでまあ、家に帰って香りを嗅いでみたら、なんていうか凄いノスタルジーを感じたんですよね。この香りはなんだっけ、と記憶を辿るとあれは大学3年生の頃の、統計力学の先生がつけていた整髪料の匂いだったんですよね。

統計力学…それはもう大層難しく、とても苦い思い出のある科目なんですけれども、担当の先生には大変お世話になりました。当時私はその先生の主催するゼミに属していたのですが、ご存知の通り夏頃から体調に異変をきたしてしまって学校に行けなくなってしまったところ、ゼミに参加しないことを心配したその先生が連絡をくださって、お忙しい中面談や補講もして頂きました。別の大学で教鞭をとっておられ、そのゼミだけこちらにいらっしゃった奥様も一緒に面談してくださり、気分転換に自宅に遊びに来ないか、だとか、病気に配慮できるから研究室はうちに来ないか、だとか、いろいろ言っていただきました。

大学生活は…なんていうか、その、ここで汚い言葉を使いたくないので、なんていうかもうアレしか言えないんですけど、割と基本的にアレだったのですが、その先生のおかげでなんとか生きて不毛の地を卒業できたという感じです。

また、以前から薄々思っていたのですが、私はやはり人より嗅覚が発達してしまっているように感じます。統計力学は200人くらい収容できる授業で行われていて、私は再履修時は最後列に座っていたのですが、先生が教室に入ってくると匂いで分かりました。…いや、これも統合失調症にありがちな幻臭とやらかもしれませんが、すくなくとも、その先生の香りがするのはいやではなかったです。むしろ、(先生も気合を入れて身だしなみを整えて来ているのだなあ)などと思えて、励まされいているような感じすらしていました。

面談をして頂いた時から、お身体の具合が悪いとは伺っていて、卒業後研究室の記念式典で母校を訪れた時にはもう学校に来られていないとは聞いていましたが、去年の秋、訃報が届きました。いつか体調が回復したらご挨拶しに行きたいな、と思っていましたが、結局その機会は訪れませんでした。

書ききれていないこともありますが、先生に関してはここまでにします。

 

そんなわけで、劣等感と後悔の残る統計力学という科目ですが、先日田崎晴明先生のテキストで統計力学を勉強する会にお誘いいただきまして、何年振りかで勉強をし直しています。

 

統計力学〈1〉 (新物理学シリーズ)

統計力学〈1〉 (新物理学シリーズ)

 

 やはりテキストを読んでいると、発症当時より認知能力が向上しているのを感じます。正直自分なりの先生のご供養をしたい気持ちもありますが、今ならA+を取ってやるぜ!みたいな勢いで取り組みたいですね。

そうそう、話の冒頭に出て来た香水ですが、キャラグッズというよりかは、ここに書いたことを忘れないようにするための装置として大事にしたいです。

それに、私の御剣検事のイメージとは、ちょっと違いますしね。(←めんどくさいファン)

 

 それではおやすみなさい。